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~育児サポート事業から会社伴走へ~

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社長と家族に寄り添う、ちょっと特別なサポート

      ~“働く”と“育てる”を大切に~

#4   少しずつ任せることで会社が動き出した

この経営者の方は、頭では「仕事を誰かに渡さなければ」と分かっていました。
けれど、忙しいからこそ実際には多くの業務を自分一人で抱えていたのです。

2025年2月、前回の提案に沿って、経営者の1日の行動や業務内容を細かくヒアリングする時間をいただきました。
出てくる、出てくる――想像を超えるほどの業務量。

中には、誰かに任せられる作業や、ルーティン化できる業務もたくさん含まれていました。
それでもすべてを抱えていたのは、
「責任感があるからこそ、手放せない」
「頼むより自分でやったほうが早い」
そして何より、「任せるために考えたり伝えたりする時間がない」――
そんな現実があったからです。

でもこのままでは、経営者にしかできない“本当に重要な仕事”に時間が割けない。
結果として、大切なチャンスを逃してしまっていることもある。
そんなことに、ご本人も気づいていらっしゃいました。

そこで私は、経営者の業務をざっくりと分類しながら、
「この作業、誰に任せられそうか?」を一緒に考えていきました。

少しずつタスクを切り出し分解していく、信頼できるスタッフの名前を挙げながら
実際にいくつかの業務については、割り振りまで進めることができました。

もちろん、すべてが一気にうまくいくわけではありません。
任せ方、受け取り方、スタッフ側の事情など、課題はたくさんあります。

それでも――
会社が少しずつ“動き出した”感覚がありました。

経営者のすぐそばで、何かが少しずつ変わっていく。
その“はじまりの感触”を、たしかに感じた時間でした。


次回予告
#5 パパの出張とママの育児、私のサポート
会社がまわりはじめた一方で、今度は家庭からのSOS
家庭と会社、両方を支える立場へ──

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